ぎふ清流ハーフマラソンって何? ①国内最高ラベル

4月28日に開催する高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン2024の追加エントリーのランナー(ハーフ、3キロ)の募集を1月29日、開始しました。3月29日まで。岐阜メモリアルセンター(岐阜市)がメーン会場の13回目の大会。ぎふ清流ハーフマラソンは、ほかのハーフマラソンと何が違うの? そんな疑問に3回に分けてお答えします。

ハーフで国内最高位

ハーフとしては国内唯一のWA(ワールドアスレティックス、世界陸連)のゴールドラベル。名古屋ウィメンズマラソン、東京マラソンなどのプラチナラベルに次ぐ格付けです。

ぎふハーフではこれまで、俊足のケニア勢のほか、スズキ、愛三工業、デンソーなどに所属する国内外のトップランナーを招待しています。2024年大会の招待選手も調整中です。

大会記録は、世界歴代4位保持者アレクサンダー・ムティソ選手(ケニア)の59分56秒(22年)。女子は、世界歴代3位保持者ルース・チェプンゲティッチ選手(ケニア)の1時間6分6秒(19年)。

ぎふ清流ハーフマラソン2023でゴールを切るアモス・クルガト選手(1)=2023年4月23日

特に22年は、ムティソ選手はじめ、男子3位までが1時間切り。「トップレベルの争いを目にし、うれしい」と大会長の高橋尚子さんは大興奮でした。

23年は男子アモス・クルガト選手(ケニア)が1時間0分20秒で優勝。女子はオマレ・ドルフィンニャボケ選手が1時間8分18秒(ケニア)で2連覇を果たしました。トップ選手の走りを間近に感じてください。

ぎふ清流ハーフマラソン2023でゴールを切るオマレ・ドルフィンニャボケ選手(102)=2023年4月23日

バンセン、シドニーと交流

ぎふ清流ハーフマラソン実行委員会は23年に提携したオーストラリア・シドニーマラソンに続き、24年4月27日、タイのハーフマラソン大会・バンセン21と提携書を交わします。

バンセン21は、タイ東部バンセン市で15年に始まった大会。ハーフマラソンとして世界で初めてWAのプラチナラベルを取得しました。名古屋ウィメンズマラソン、シドニーマラソンと同じ最高位です。タイでは1998年アジア大会で金メダルを獲得した高橋尚子さんの人気が高く、大会長を務めるぎふハーフと縁がつながりました。バンセン21の担当者は「2大会はマラソンの精神と質にこだわる共通の責務で結ばれている」と話しています。

24年4月のぎふハーフには、23年12月にバンセン21を走ったランナー約30人が出場し、ぎふハーフ出場のランナーがバンセン21で走る機会を設けます。

ぎふ清流ハーフマラソン一般の部で優勝し、シドニーマラソンを快走した酒井一さんと李瑶さん=2023年9月、オーストラリア・シドニーで

高橋尚子さんが金メダルを獲得した00年シドニー五輪を記念し、01年に始まったシドニーマラソンとは提携2年目。22年、ぎふハーフ大会長の高橋さんがシドニーマラソンアンバサダーに就任した縁で、ぎふハーフとの交流が始まりました。

23年9月のシドニーマラソンには、23年のぎふハーフ一般の部優勝の2人を初めて派遣しました。酒井一さん=豊田市=は日本勢トップの12位。李瑶(りよう)さん=中国出身、名古屋市昭和区=も342位で完走しました。

24年4月のぎふハーフでは、シドニー、バンセンに出場したランナーも一緒に走ります。ぎふハーフの先のシドニー、バンセンを目指してください。

長良川の風を感じるコース

岐阜城をのぞみ、長良川にかかる金華橋を走るランナー=2023年4月23日

岐阜城をいただく金華山のふもと、長良川沿いを走るWA(世界陸連)、AIMS(国際マラソン・ディスタンスレース協会)、日本陸連の公認コース。監修は大会長の高橋尚子さん。アップダウンが少なく、記録が狙えます。

スタートを切った後、金華橋が長良川を感じる最初のスポットです。川原町の古い町並みを走り抜け、金華山を見上げ、御嶽山を臨み、13キロ付近の千鳥橋付近をターン。千鳥橋は高橋さんお気に入りの緑に囲まれた、まさに清流を感じる場所です。 川風を受けながら長良川右岸を西進し、ゴールの岐阜メモリアルセンターに向かいます。走りながら、岐阜の名所観光を楽しんでください。

岐阜・川原町の古い町並みを走るランナー=2023年4月23日

エントリーは3月29日まで

高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン2024の参加料は、ハーフ(18歳以上)が11,000円、3キロ(中学生以上)が2,000円。このサイトのトップページから、「Go Sports Web」のサイトに進み、会員登録(会費無料、メールアドレスが必要)の後、3月29日23時59分までに手続きをしてください。コンビニなどで決済し、完了です。

3月中旬に参加案内とビブス引換券が届きます。開催前日の4月27日(土)午前10時から午後8時まで、岐阜メモリアルセンター(岐阜市)で受け付けを済ませ、ビブスと地元小学生の手書きゼッケンを受け取ってください。ベストコンディションでお会いするのを楽しみにしております。